佐世保の町を観光するなら外せないところ

佐世保市は、長崎県の北部にある中心都市で、長崎市と同様、斜面に建物が建ち並び、間を縫うように坂が走っています。観光名所として名高いのは、やはりハウステンボスでしょう。オランダの街並みが再現されており、四季折々の花が一年中咲き誇り、夜はイルミネーションで一面輝き、音楽に満ち溢れたテーマパークです。そして、佐世保の自然を代表する西海国立公園「九十九島」も、外せない観光スポットです。その島の数は208と確認されていますが、数が沢山あるという意味で「九十九」と名付けられたと言われています。島々が近距離で点在するその姿はとても美しく、遊覧船でその絶景を巡るクルージングは、大変人気があります。大晦日や元旦には、九十九島の絶景を背景に、最後の夕日や初日の出を拝むツアーが特におすすめです。

異国文化という視点からみた佐世保

佐世保の観光スポットであるハウステンボスからも見て取れるように、町には異国の雰囲気漂うものがいくつもあります。三浦町カトリック教会は、正式名称を聖心天主堂といい、明治期に建てられた佐世保教会が現在の三浦町に移転したものです。そのゴシック様式の建物は幻想的な雰囲気が漂い、多くのカトリック信者が訪れます。九十九島のひとつである黒島には、江戸後期、隠れキリシタンが多く移住し、現在でも約8割の島民がキリスト教徒とのことで、異教徒迫害による信者たちの背負った様々な歴史を持つ島であると言えます。その建物はロマネスク様式のレンガ造りで、祭壇下には有田焼磁器タイルが1,800枚も敷き詰められています。これらの宗教的な建築物や異国文化が混在する街並みには、佐世保の異国との関係や歴史を感じることができ、佐世保の魅力のひとつとなっています。

長い歴史を背負った港町としての佐世保の魅力

佐世保は長い歴史の中、宗教的なものも含めた異国文化が入り混じりながら発展してきました。それはやはり港町であることが大きな要因でしょう。その複雑な地形や、湾の水深の深さ、入り口が狭く、中は九十九島が点在し容易に敵が入り込めないことから明治期より軍港として栄えました。造船所が作られ、太平洋戦争中は海軍の街として人口が30万人を超え、西の海のまもりの要となりました。太平洋戦争末期に大空襲に遭い、戦後は海上自衛隊の基地や米国の軍事基地が作られ、アメリカ文化が多く入りました。外国人BAR、赤レンガ倉庫は観光スポットになっており、佐世保バーガーはアメリカの食文化の影響を受けたB級グルメとして県外でも有名です。また、防空壕跡を利用した「とんねる横丁」や佐世保鎮守府跡、石原岳森林公園にある要塞跡など、戦争遺産も数多く残っており、歴史の重みを知ることも、佐世保という街を知る上で必須のアイテムとなります。